これなに
大学を卒業し、学生生活に一区切りがついたので、リハビリがてら適当な投稿をしておく
大人になるということ
1年の休学期間を含めて、5年間お世話になった一橋大学(社会学部)を先日卒業した。
一般に、大学を卒業し、企業に就職するということは、”大人”の仲間入りをすることなのかもしれない。
大人になると、まとまった時間が取れなくなったり、自分の好きなことが出来なくなったりなど、何かしら学生だった時と比べて制約が生まれるようなイメージを抱く人が多いような気がする。
それだけでなく、社会人になると、「社会人なら〜べき」「社会人なら〜した方が良い」という、社会人としてのマナーや礼儀、それ以外の色々が意識として付き纏うようになる。
勿論、大人としての最低限のマナーや礼儀を身につけることは必要だと思う。でも、それ以外の場面で必要以上に「大人にならなきゃ」という意識を抱いたり、行動をしたりは、なるべくしない方が良いと個人的には思っている。大人だからこそ、”大人でいないこと”に必死でしがみついたほうが良いんじゃないかと思っている。
子供でいること
「一番楽しかった瞬間は過去にある」
格闘ゲーマーのウメハラの言葉で、自分が大切にしている言葉の1つだ。この公演動画は思い出したタイミングで何度も見返している。
多くの人は未来に期待するが、実は一番楽しかった瞬間というのは、一番純粋だった子供の頃にある。子供の頃より純粋になることは難しい。だからこそ、一番楽しかったあの頃にちょっとでも近づきたい。そのために必要のないものは平気で捨ててしまう。という考え方だ。
これにはとても共感できる。どれだけ経験を積んでも、お金を手に入れても、子供の頃のあの楽しさは手に入らないようにやはり感じる。子供の頃に公園で遊んだ思い出、初めてゲームを買ってもらった瞬間、初めてインターネットに触れた瞬間、あの感動以上のものはもう無いんじゃないだろうか。
大人になるということは簡単だ。子供っぽいことを否定すればいい。でも一度否定してしまったら、一度大人でいることに慣れてしまったら、もう二度とあの楽しさには戻れなくなってしまう。子供でいること、子供でいられる環境をそんな簡単に手放してはいけない。しがみつくべきだ。
”大人にならなくては”という要請が強くなるこの時期だからこそ、”子供でいること” を強く意識したいと思うし、必死でしがみつきたいな。